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  • 刈田三十三札所参り 第2回 (第11番から第19番)

◆第十一番 孝子堂◆

「碁太平記白石噺」などの歌舞伎でとりあげられ、仇討話として名高い孝女宮城野・信夫の姉妹と父与太郎の霊を祀るため、静岡県来仰院から姉妹の守護仏であった弁財天を迎えて大正15年孝子堂を建立した。

◆第十二番 阿保原地蔵尊◆

自然石に陰刻線彫りの地蔵尊で、慶長年間に大鷹沢三沢圓福寺の和尚が口中の病で亡くなった際の遺言で、祈願すれば救ってやると言い、この地に葬られた。以後、遠近の信仰をあつめて信者も多かった。

◆第十三番 大聖寺文殊堂◆

大聖寺は古くは天台宗であったが、正中元年(1324年)に専称寺(いわき市)第7代良懿上人が、勅命を奉じて各地に念仏道場を開いた際、この地に文殊菩薩を安置し文殊菩薩を安置し、文殊信仰と南朝の正統なることを説き以来、浄土宗と伝えられる

◆第十四番 松洞院観音堂◆

観音堂に至る急な石段は、百八煩悩を表す百八段になしてある。また、十五番順路途中に祀られいてる小菅地蔵尊は、浪曲「唄入観音経」で名高い。日本一の大泥棒木鼠吉五郎の供養及び村内の除災招福の為に、小菅村の名主甚兵衛が建立した地蔵尊である。
吉五郎が信仰した白龍観世音もともに祀られている

◆第十五番 毘沙門寺毘沙門堂◆

当地名「犬卒塔婆」の由来と伝えられる犬供養の卒塔婆石が近くにあり。小野篁が大イノシシを退治した時、力をかした磐司磐三郎兄弟の愛犬を供養したという。また、14番から15番順路の途中には国指定天文記念物・球状万閃緑岩(菊面石)がある

◆第十六番 自在院観音寺◆

境内に薬師堂・観音堂あり

◆第十七番 熊野堂◆

拝殿に奉納絵馬あり

◆第十八番小下倉薬師堂◆

境内にかさこ神(阿弥陀如来)むしば神(如意輪観世音)の石像あり。白石の俳人「松窓乙二」の弟子たちの俳句奉納額あり

◆第十九番 菅生田薬師堂◆

伝承によれば、大同2年(807)4月8日紫雲たなびいている中に大像あらわれ、人々あい集まりこれを祀るとある。